基礎1-0 物理のコツ

この記事は約3分で読めます。

はじめに

物理が出来るには「センス」が必要といったことをよく聞くことがあります。本当にセンスが必要なのでしょうか。一体センスとは何なんでしょうか。筆者はセンスというものが、物理を考えるにあたってコツが分かっているかどうかだと考えます。では、その物理のコツについて触れていくことにしましょう。

物理の考え方

物理って、何を勉強するの?

物理は「物の理」、つまり「自然界のルール」を勉強する教科です。このルールに納得できるかどうかが分かれ目なので、コツを掴めば(そんなに必死に勉強しなくても)安定した得点が狙えます。物理を勉強するときは、ただ公式を覚えてしまうのではなく、「どんな現象が起こっているのか」が考えるように意識しましょう

物理学は、できるだけ少なく簡単なルールで、自然界で起きる現象を説明することが目的です。ノーベル物理学賞(化学賞も)のメダルには、絵が描かれています。表側にはノーベルの肖像が、裏側には“科学の神”が“自然の女神”のベールをとって素顔を見る様子が描かれています。英語でベールをとる”unveil”には、正体を暴くという意味もあります。自然の隠されたルールを暴き、自然への理解を深める営みが科学なのです。

 

どうやって問題を解いたらいいの?

物理の問題で着目することのほとんどは、たった2種類の内のどちらかです。

「あと」と「まえ」で、どれだけ変化したのか
「あと」と「まえ」で、変わらないもの

これは、物理学の法則が保存されるものに注目したものが多いからです。「あと」「まえ」というのは、何かが変化した「あと」と「まえ」、時間がより「あと」と「まえ」、などの意味です。筆者は、この考え方を高校のころの先生から学びました。

ではそれぞれのパターンの問題が出たとき、式をどのように立てたらよいのかを見ていきましょう。

①「あと」と「まえ」で、どれだけ変化したのか

変化した量を聞かれているようなときの多くは、

「あと」ー「まえ」 = 変化した量

のような式の形にします。例外的にーが÷のときもあります。

②「あと」と「まえ」で、変わらないもの

このパターンのときは、いわゆる保存則(エネルギー保存則など)が成り立つ場合で、式は次のような形です。

「あと」 = 「まえ」
このとき、右辺と左辺で登場する物理量は同じです。例えば、左辺に運動エネルギーと位置エネルギーがあれば、右辺にも同じように運動エネルギーと位置エネルギーがあります。

まとめ

いかがでしたか?

物理の考え方が、なんとなくわかってもらえたでしょうか?

ここで今回のポイントをまとめておきましょう。

物理の勉強では「どんな現象が起こっているか」を理解する
「あと」と「まえ」で、どれだけ変化したのか
「あと」ー「まえ」 = 変化した量
「あと」と「まえ」で、変わらないもの
「あと」=「まえ」
今後の学習は、次のような順番ですすんでいきます
第1章:力学
第2章:熱学(熱とエネルギー)
第3章:波動
第4章:電気と磁気
第5章:補足・公式のまとめ